<勤務体制・行事参加>について
Q1、普段の勤務体制は?
→ 職員朝会には出ず、学校(小2)の朝自習をやってから、病院へ
行っている。
→ 6校時に会議があると、院内での授業を短縮して会議に間に
合うように戻る。
→ 児童(入院生)の人数によって休憩時間なしで対応している。
→ 担当教員が自分一人のため、自分が休んだときはどうなるん
だろう…と思う。
Q2、院内学級教員の行事への参加は?
→ 在籍がある場合は参加していない。
→ 全部参加している。
→ 病院で感染症があり、院内の授業がなかった時は、学級担任と
同じ動きだった。
Q3、在籍が0の時はどうしているの?
→ 学校内の支援をしている。※主にTTの授業でのサブなど、いつ
でも抜けれるような
ポジションだが、けっこうハード。
→ 週1回は、病院に足を運んでいる。目的は、院内学級の環境
整備と、病棟内に新たに入院した児童がいないかなどの情報収集。
→ 院内学級で借りている畑の草取り。
→ 時間外に行って病棟に顔を出している。
→ 管理職に院内学級に行く必要がないと言われている。
<教科書・指導書>について
Q1、教科書・指導書についてはどうしてる?
→ 買ってもらった。
→ 新しい教科書が支給されても、戻ることを考え、原籍校の教科書で
学習している。
→ 原籍校のものを使用している。
<原籍校との連携>について
Q1、前籍校と連絡や情報の共有は?
→ 1週間ごとに連絡をして、テストをもらったり、ノートを届けたり
している。
☆ 原籍校とは、学習進度やテストの仕方について情報共有をしている。
<学習時間の確保>について
Q1、学習指導の時間確保の仕方は?(時間割ではまかないきれない)
→ 入院している子どもの病棟によって、あちこちへの移動がある。
今勉強できる状態か確認して1時間だけ授業を行うこともある。
→ ICUの子も許可が出たら、1時間だけでも授業を行う。
→ 院内学級に4名在籍しており、全員学年が違い、どう進めたらよい
のか悩むことが多い。工夫として、確実に時間が確保できるように、
月曜日の△時~△時ま ではA君…と決めている。毎日学習予定を
保護者にも伝えている。体調がよいときは、その時間出してもらって
いる。
Q2、入院期間中に学習空白を埋められるか?
Q3、技能教科はやった方が良いのか?
Q4、時間割はどうやって作っているのか?
→ 看護師と連携して、毎日、登校する生徒を確認して時間割を立てて
いる。
☆ 突然退院することが多く、学習が中途で終わることがある。
<ベッドサイドでの工夫>について
Q1、ベッドサイド学習時の指導の工夫は?
→ 寝ていて起きられない子のときは、百均のホワイトボードを活用
して、手に持って行った。
→ イーゼルを持って行った。
→ 算数の発表ボードを使った。
☆ 現在担当している子が、9月上旬(WSは8月実施)に足のボルトが
はずれるまで、ベッドサイドでの授業なので活動に制限があり、指導
しにくい。
<指導の工夫>について
Q1、理科や社会の指導はどうしてますか?
→ 実験はできないので映像を見せている。
Q2、一人で複数の子を指導する事になった際の対応は?
→ 複式授業を工夫している。
Q3、指導内容内を優先すべきか?指導内容の精選の仕方は?
<小から中への進学>について
Q1、現在6年の女子で、4年生から入院し在籍している。中学進学を
どう考えればいい?
→ 小学校の院内学級から、中学校の院内学級にスムーズに進学
できるように、学校間で競技する必要がある。市の教育委員会にも
確認する必要有り。
<在籍>について
Q1 在籍(転出入月日)はどうしているか? いつから?
→ 入院日=在籍日としている。学習の開始は医師から許可が出て
からなので、学習できる状況でなくても出席としている。欠席はなし。
→ 医師から許可がおりてから。
→ 在籍になるまで、教育相談で対応。
Q2、必ず転校しなければならないのか?
→ 地域によって、例えば「入院が2週間以上であれば」、「入院が
1ヶ月以上であれば」といったように、一定の規準を設けて転校を
判断しているところがある。
<ストレス対処>について
Q1、自立活動 で、どんな内容をやったらよいのか?
→ 「自立活動」の時間として設定していないが、遊びを取り入れてた
授業も行っている。
→ 子どもと魚とりゲーム(自作の)を行っている。
Q2、入院期間の長い子のストレス対処法は?
→ 勉強、勉強だと疲れてしまうので、遊びも入れている。
<施設・設備>について
☆ 院内学級の備品が古い。ソフトもPCも古い。
☆ 院内学級が子ども2人用の病室なので狭い。
<その他>
Q1、教育相談はやっていますか?
→ 青森若葉養護学校では、午後の授業終了後に14:05~14:55の
時間帯で、毎日、院内相談の時間を確保し、相談員が常駐している。
Q2、在籍がなくても学級を使うことができるのか?
(病院への出入りなど)
☆ 4人目でやっと在籍になって、院内学級がスタートした。
☆ 所見書の様式について
木曜日に入院した場合、月曜日に木曜日入級の書類提出
(木、金、月が空白の3日となる)
☆ 教育課程を今年変更した。知的に問題のない場合が多いため
☆ 病気の知識とその対応について
Q1、普段の勤務は?
→ 在籍が0の時は、通常学級の教科指導を担当しており、院内学級
に生徒が入ってきたときに、そちらに行く。院内学級の専任として
の立場の保障はない。
→ 担任をしながら、院内学級を担当している。10年ほど、院内学級
の在籍がない・・。
→ 在籍が0の時は、自分からできることはないか申し出て従事して
いる。 いろいろと頼まれること(学校内の業務)もある。
<教科指導等>について
Q1、病状と学習内容の兼ね合いをどうしているのか?
Q2、自立活動はどんな内容をしているのか?
☆ 指導書の配布が保障されておらず、指導書をコピーしたり自腹で
購入したりして対応している。
<医師や看護師長との連携>について
Q1、生徒の病状についての医師との連絡・情報の取り方は?
Q2、病院側とのコミュニケーション。医師や看護師と何をどのように
連絡を取れよいか?
→ 看護師長と連携をとるのが基本だと思う。
→ 病棟に月行事予定表を持って行き、情報を伝達している。
☆ 病院によって、看護師長の対応が違う。
☆ 個人情報だから教えられないと言われたことがある。
<原籍校との連携>について
Q1、原籍校とのやりとりはどのように進めればいいのか?
→ 電話だと部活動が忙しくてなかなかつかまらないので、FAXで
進度や生徒の状況を確認している。
→ 退院後、原籍校でまたスムーズに学習活動に戻れているか、
こちら側から出向いたり確認したりすることもあった。
Q2、教材のやりとりをスムーズに行うためには?
Q3、教科の進度を全部聞かないといけないのか?
<転入の手続き>について
Q1、転入手続きは誰が行うのか?
→ 本来は教務だが、学校によっては院内学級の担任が行う場合も
ある・・・。
Q2、手続きはどこに問い合わせると詳しく教えてもらえるか?
→ 市の教育委員会へ。教務が連絡する。
<病気の知識や配慮>について
Q1、病気の理解の仕方はどのようにしているのか?
→ インターネットや本で。
→ 病院と学校間で設定されている「支援連携会議」や「療育会」で
確認する他、必要に応じて電話で確認している。
(保護者の了解を得て、医師と連絡を取っている)
<施設・設備>について
☆ 担当となったときに、院内教室の環境作りから始めた。
メンテナンスも行っている。
<その他>
Q1、長期休業中の対応はどうなっているのか?
Q2、学級案内の配布先は?市外の教育委員会などにも配布して
いるのか・
このページは、研修会等で、院内学級担当者が疑問に思ったことについて、それぞれが自分の学校の対応を自由に発言した内容がアップされています。院内学級の指導にお役立て下さい。
注) 地域や学校などで実施されている独自の工夫がたくさんあります。必ずしも、所属されている学校のある市町村で、同様の対応が可能とは限りませんので、注意して下さい。