校長あいさつ

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 本校は、病気を治療しながら学習できる病弱特別支援学校です。昭和35年、青森県立中央病院八重田分院の「若葉荘」内に、青森市立造道小学校、青森市立浪打中学校の特殊学級として開設され、翌年に青森県立青森養護学校の創設に伴い同校の若葉分校となりました。平成6年に、現在の場所に新築移転されると同時に、小学部並びに中学部を設置する青森県立青森若葉養護学校として独立し、平成14年に開設された青森県立浪岡養護学校高等部青森若葉分教室が平成23年には晴れて本校高等部となり、小学部から高等部までの一貫した教育の充実が図られました。開校30年目を迎えた今年、11月2日(土)に開校30周年記念式典を催す予定となっております。

 今年度は14名の新入生を迎え、小学部7名、中学部9名、高等部11名、計27名での学校生活がスタートしています。一人一人の病状や学習課題等が異なるため、令和2年度より、独立行政法人国立特別支援教育総合研究所が開発したCo-MaMe(「多相的多階層支援:Continuous Multiphase and Multistage educational support」)を活用した実態把握を行い、医療・家庭・学校が連携して、指導・支援に取り組んでいます。

 令和6年度のスタートに際し、青森県教育委員会が示す青森県立特別支援学校のスクール・ミッションを受け、「育成を目指す資質・能力に関する方針(グラデュエーション・ポリシー)」、「教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)」、「高等部入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)本校のスクール・ポリシー(グラデュエーション・ポリシー、カリキュラム・ポリシーアドミッション・ポリシー)」のスクール・ポリシーを作成しました。

 教育目標である『一人一人に応じた健康な生活を目指し、自己教育力を養い、進んで社会参加できる児童生徒を育成する』の達成に向け、教職員一同、保護者の皆様や地域の方々と連携し、教育活動の一層の充実に取り組んでいきたいと思いますので、御理解と御支援をよろしくお願い申し上げます。

 

                                           令和6年4月
                                             校長 木村 琢生

校訓
協 同 :  思いやりのある子ども
自 主 :  進んで取り組む子ども
健 康 :  明るく元気な子ども

教育目標

(1) 一般目標

 一人一人に応じた健康な生活を目指し、自己教育力を養い、進んで社会参加できる児童生徒を育成する。

(2) 具体目標

ア 自己の病気を理解し、病気に向き合い健康な生活を営む児童生徒を育成する。(校訓「健康」から)
イ 夢や志の実現のため、学力の向上及び主体的・対話的な学習に取り組む児童生徒を育成する。(校訓「自主」から)
ウ 望ましい集団や豊かな体験を通して社会性と豊かな心を育む児童生徒を育成する。(校訓「協同」から)
エ 社会的自立を目指し、障害による困難を改善・克服し、積極的に社会参加しようとする児童生徒を育成する。(校訓「自主」・「協同」から)

校章

 校章は3枚の若葉から構成されています。この若葉は県花であるリンゴの葉をデザインしたもので、これは青森第一養護学校の校章にも用いられています。本校は長年、青森第一養護学校の分校であったことから、それを受け継いでいます。また、3枚の葉は、本校の校訓である 「協同、自主、健康」を象徴し、児童生徒の調和のとれた人格の育成をめざすという意味で、葉のもとを円で包んでいます。その中に校名を表すと同時に児童生徒の未来を夢見る思いをこめて「若」を入れたものです。

            元副校長  野呂春樹氏の原案による。

マスコットキャラクター
  本校のマスコットキャラクター”わかばちゃん”です。本校の卒業生がデザインしました。

「わかばちゃんは”種”の妖精でいっぱい種類がいます。性格はそれぞれ違うけれどもマイペース。
青森若葉養護学校に入学すると現れ、一人前になって卒業すると花が咲きます。」

※わかばちゃんの著作権、その他一切の知的所有権は青森県立青森若葉養護学校に帰属します。
沿革

昭和35年 4月1日 県病八重田分院の児童結核療養所「若葉荘」に療養中の者を対象として、(造道小・浪打中の特殊学級)が開設される。

昭和36年 4月 1日 青森県立青森養護学校の創設により、青森県立青森養護学校若葉分校となる。
昭和41年 4月 1日 校名変更により、青森県立第一養護学校若葉分校となる。
昭和43年10月 1日    青森県立第一養護学校若葉分校独立校舎完成
昭和48年  4月 1日    校名変更により、青森県立青森第一養護学校若葉分校となる。
昭和52年11月15日 青森県立中央病院新築工事のため旧ろう学校校舎(中央二丁目10の10)に移転 
平成  6年  3月22日 校舎現在地に新築移転
       4月 1日  分校から本校になり、校名が青森県立青森若葉養護学校となる。

     10月19日 校舎新築落成式典挙行、校歌制定日、校旗樹立日、開校記念日(開校記念日を10月19日とする)
平成14年   4月 1日 青森県立浪岡養護学校高等部青森若葉分教室開設
平成16年11月16日  独立10周年記念式典挙行
平成23年   4月 1日   青森県立青森若葉養護学校高等部開設
平成26年 10月 3日   開校20周年記念式典挙行

 

 

校歌

   青森若葉養護学校校歌
 作詞 長内 利雄  作曲 小倉 尚継

  かがやく太陽  あたたかく
  甲田の清き   恵みあり
  精気はぐくむ  岩木ぞ高し
  友と集いて   理想を求め
  松風は     試練の調べ
  ちからたくわえ 共に歩まん
  若葉の友よ

  北斗の星は   きらめきて
  希望を示す   光りあり
  生命はぐくむ  陸奥湾深し
  師と語り合い  平和をもとめ
  そよ風は    励ましの言葉
  こころすこやか 共に進まん
  若葉の友よ